今年、入職した診療放射線技師です。 放射線科唯一の女性ですので、主にマンモグラフィ検査を担当しています。マンモグラフィは乳房専用のレントゲン検査ですが、乳房をやや強めに挟むため「胸が小さい」「痛いって聞いた(過去の検査で痛かった)」等の理由で受診されない方がたくさんいらっしゃいます。
今、11人に1人が乳がんになると言われており、誰が乳がんになってもおかしくない状況です。「出産経験がある」「閉経している」「身内に乳がんがいない」からといって、乳がんにならないということはありません。個人差等はありますが、自分で触ってわかるしこりの大きさは約2cmで、その大きさになるまでは約10年かかると言われています。よってまだ触ってもわからない小さな石灰化等をマンモグラフィで見つけることが大切なのです。
しかしマンモグラフィは上半身裸になり、人によっては痛みを生じるデリケートな検査ですので、私は検査や乳がんに対する悩み事や他愛のない話をしつつリラックスした状態で検査ができるよう心がけています。私たち診療放射線技師は検査を行うことで皆さまの健康を陰から支えています。宮崎生協病院では他にもバリウム等の健診やCT、骨密度の検査等も行っています。「あのとき検査していれば」と後悔するのではなく、「あのとき検査したから」と明るい未来のために健診・検査を是非受けに来てください。