院長挨拶

宮崎生協病院 院長 遠藤 豊

私たちの日本には、世界に冠たる国民皆保険制度があります。医療保険料や窓口負担の増加が進む中、医療機関にかかりづらくなって来ている現状があります。また、診療報酬の削減に伴い、医療機関としても厳しい運営が求められています。このような環境の中、“医療崩壊”の兆しが私たちの街・宮崎でも起きています。

このような時代だからこそ、私たち宮崎生協病院は、宮崎医療生協の医療・福祉・介護機関だけではなく、より多くの地域の関係機関と連携を取り、利用者さんにとって敷居の低い、切れ目のない総合的医療・福祉、保健・予防活動を提供することを、今回改めて新しい理念・基本方針に込めました。

当院は2006年から宮崎県に於いて数少ない医師研修基幹型病院として、病院の医療・福祉の質を高めるだけでなく、医師を中心とした人材養成についても地域の皆様との「共同の営み」のもと、宮崎の地域医療を担う後継者(医師など)づくりの役割も果たしていきたいと思います。

前身の宮崎共立診療所から30余年が経過いたしました。この間多くの方々の力を頂き、現在の宮崎生協病院に発展することができました。これからも、『いつまでも安心して住みつづけられる宮崎』に貢献する宮崎生協病院の使命は、一貫して変わることはありません。今後も、地域の皆様方とご一緒に「いつまでも安心して住み続けられる宮崎」を目指し、地域になくてはならない病院としてお役にたてるよう、職員一同頑張ってまいります。

宮崎生協病院 院長 遠藤 豊